ローヤルゼリーの成分のうち、最も多いのがタンパク質です。「アピシン」という名前のタンパク質が発見され、このタンパク質には細胞を増やしたり、細胞が死ぬのを防ぐ働きがあることが明らかなりました。また、ローヤルゼリータンパク質は、コレステロールや中性脂肪を減少させたり、肝臓の機能を強化する作用があると報告されています。一般に私たちがタンパク質を食べると、胃や腸で消化分解され、ペプチドやアミノ酸という物質になり吸収されます。したがって消化管の中でローヤルゼリータンパク質からペプチドやアミノ酸が生成しているわけですが、特にこのペプチドがいろんな作用を持っていることが予想されます。また、私たちは酸素を吸って生きていますが、体内では酸素から一部は有害な活性酸素が生じており、この活性酸素が老化やガン、生活習慣病などの病気を引き起こす大きな原因となっており、ゆえに活性酸素は万病の元といわれています。そこで、この活性酸素をなくしてしまう作用のあるビタミンCやE、ポリフェノールなどの抗酸化性物質が注目されています。ローヤルゼリータンパク質を酵素で分解し、ペプチドをつくり、このペプチドに強い抗酸化性があることを明らかにし、さらにヒトの培養細胞を用いた実験で、このペプチドが活性酸素により引き起こされる細胞死を防ぎ、細胞の生存率をあげることが発見されました。また、14種類のペプチドの構造も解明されていますが、今後ペプチドが細胞死を防ぐメカニズムも解明されることでしょう。これらのことから、ローヤルゼリーのタンパク質から生成したペプチドには、老化を防いだり、動脈硬化や心臓病、ガンなどの病気を防止する働きがあり、それらを実際に臨牀の現場に応用できることも十分期待できるのです。
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抗酸化性ペプチドの作用
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